2009年02月04日

一人暮らし (1)

一人暮らし (1)

夕方のウォーキングで知り合いの女性に、4~5年振りにバッタリ出会いました。

彼女は74~5歳位で独身を通し、長いこと一人暮らしをしています。

いつも元気で、明るくお喋りの好きな人。

でもその日の彼女は、いつもの彼女とは全く別人の様でした。

白髪は伸び放題でぐしゃぐしゃの髪、顔はススで汚れたような黒い顔、
爪は伸びて真っ黒に汚れている。
洋服も薄汚く異臭がする。

目を疑う程の変わり様ですが、確かに彼女です!

話しかけても、私が誰なのか分からない様子です!

どうやら痴呆があるようです。

話を聞けば、すぐ前のマンションに住んでいるらしく、今帰ってきたところらしい。

心配で、彼女の部屋を確認するために一緒に後からついて行ってみました。

確かに一階に彼女の部屋はありました。

私が誰か分からなくても、自分のことを知っていて、心配してくれている人と感じたようで、
色々話してくれます。

全てが真実なのかは分かりませんが、兄弟がみんな亡くなってしまったこと、お風呂には
一ヶ月くらい入っていないこと、食事は買って食べていること、等々。

そしてその後で、「この頃私のとこに、こういう人が来るんだよ」と言って一冊のファイルを
みせてくれました。

それはケアサービスのヘルパーさんの日誌のようでした。

そこには5~6枚の記録が綴られていました。

一枚目には今年一月の日付で、『今日初めて訪問しました』と書かれていました。

二回目には医師も訪問しているようでした。

「ああ、来てくれていたんだ!」と言うホットした気持と同時に、でも何で?これでいいの?

と言う疑問の方が大きくなってきました。

これで良いわけがない、良いはずがない。

彼女の生活はどう見ても、普通の人間の暮らしにはみえません!

玄関先から見る限りでは、物はいっぱい溢れていますが、確かに整頓はされています。

しかしとうてい、ヘルパーさんにお世話をして頂いている人のようには見えません!

もともとお喋りな彼女でしたから、話を聞いている限りでは、医師にもヘルパーさんにも

まだまだ自活していける人にみえたのでしょうか???

<話が途中ですが、長くなりますので、次回に続けます>





Posted by よいっぱり at 12:17│Comments(2)
この記事へのコメント
彼女の事を 「A」さんとしますと

Aさんは兄弟に先立たれて ショックと深い悲しみに陥って
認知症が少し出てきたのでは無いでしょうか、
ケアーマネジャーの方ヘルパーさん そして医師が
訪問しているようなので、少しは救われますネ、

何れにしろ身に詰まされる現実です。
Posted by 助っ人“恵” at 2009年02月04日 21:16
助っ人“恵” 様

私の親戚にも同じようなケースの人がいて、
支援センターの紹介で施設に入りました。

痴呆にはなってしまいましたが、とても良く
介護していただいて、本人も穏やかな顔になり、
とても幸せに見えます。

Aさんにも、そんな暮らしをして欲しいと思い
気になっているところです。
Posted by よいっぱり at 2009年02月05日 00:59
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