2009年06月07日

ヒートアイランド対策のビジネス

昨晩BSテレビで 『ヒートアイランド対策のビジネス』という内容の
興味深い番組を放映していました。

ヒートアイランドとは
都市部の気温がその周辺の非都市部に比べて異常な高温を示す現象。

東京の夏はニューヨークやロンドンなど、欧米の主要都市と比べても気温が高く、典型的な
ヒートアイランド現象に陥っていて、近年問題視されています。

そこで緩和策が急がれるところですが、その最新の環境ビジネスを紹介していました。

◎塗装ビジネス 
 
 これは熱交換塗料といって遮熱塗料を塗るのだそうです。
 日本の「アルバー工業」という会社が6年前に開発した塗料で、
 その売上は毎年倍増し今年は4倍の勢いとか!

 何とこの塗料は別の塗料を造っていたときに偶然出来た副産物だそうです!
 一般塗料との比較実験でも7℃の差が出ていたのには驚きました!
 
 屋根に塗れば室内が冷える。
 グランドに塗れば炎天下でも裸足で運動出来る。
 そして道路にと、これから熱交換塗料の普及が期待されそうです。

◎緑化ビジネス 

 ・ビルの屋上に木を植えたり小川を造ったりと、地上だけでなくビルの一部に緑化対策をすることで
  ビル全体を冷やす効果をだす。
 
 ・壁面に花や緑を植えることによる植物の蒸散作用で、建物への輻射熱が減り
  見た目にも涼しげになる。
 (ウレタンを主材にしたパフカルという新素材の土無し苗床が「サントリー」により開発された)
  
 植物を植えることにより、二酸化炭素の削減にも繋がる。

サンパスチェンス(別名 環境浄化植物)の苗を街に植える。

 小さな苗でも成長が早く、開花も早い。
 大量の水を吸い上げる植物で、蒸散作用により街を冷やす。
 また同時に有害な化学物質のホルムアルデヒドも吸収してくれることがわかった。

 「サカタのタネ」という会社では年間90万鉢を売り上げているそうです。

◎風ビジネス 

 今、都心を冷ます風ビジネスが始まっています。

 東京では風の力を見直す開発が幕を開けていて、風を使って気温を下げるプロジェクトを立ちあげ、
 既に開発により突然涼しい場所も現れたそうです。

 海風が直接吹き込む場所は涼しく、それは海から2km離れた場所でも涼しいそうです。

 しかし近年高層化が進むビルが海や川の沿岸部に建てられ、風の流れを遮り、それが更に
 都市部の高温化に拍車をかけていることが分かってきているようです。

 風を遮蔽していると、風が届かない。

 海風を内陸に呼び込むには谷地形が風の道として見直されている。

 風の流れに沿って、建築物を建てる。
 風の通り道には広大な緑地帯を造る。(植物が更に風の温度を下げる)
 風により新たに出来るクールスッポット。
 風のデーターをとり、見えない風のビジュアル化。

 現在東京駅でも駅の一部の高層ビルを撤去し、、その両側にツインタワーを建築することにより
 大きな隙間空間を形成し、東京湾の海風を丸の内や皇居に向けて流す大規模な再開発事業が
 実施されているそうです!

 今や夢のようなビジネスが実現可能なビジネスになっています。
      
                【以上 放映されていた内容をまとめてみました】 

              【 一部補足やまた書き足りない部分もアリカモです。face07 】
  




Posted by よいっぱり at 07:30│Comments(0)
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