2008年01月27日

闘茶を楽しむ

藁科都市山村交流センター『わらびこ』での『お茶を楽しみましょう』講座に参加し、
昨年11月より6回ありましたが、最終回は闘茶(とうちゃ)と言う遊びを体験して来ました。
この遊びは何人かの人でお茶の銘柄を当てるゲームです。
(その他にもお茶の産地を当てるゲームもあるそうです)

まず初めに日本茶インストラクターの講師が何種類かのお茶を順に淹れてくれます。
それを飲み、そのお茶の特徴である香り・色・味・その他自分の感じたことを自分の言葉でそれぞれ記録します。
次に再度淹れられたお茶を飲んで、その銘柄を当てると言うものです。

色で違いを見分けるのは難しいですが、香りや味にはそれぞれの特徴があるものですが。。。。。
しかし2種類ならともかく3種類・4種類と多くなってくると、可なり難しくなってきます。

結局4種類のお茶当てゲーム、全問不正解と言う何とも情け無い結果に終わってしまいました。(/_;)

この遊びは中国の宋から伝わった遊技で鎌倉時代より始まり南北朝時代になって
盛んに行われるようになり、公家・僧侶階級中心に始めたものが、だんだん賭博性を帯びるようになって行きました。
やがて一般武士や商人にも行き渡り、そのうち家・屋敷まで賭けるにも至り、乱世の一因にまで発展してしまいました。
その結果、建武3年に足利幕府によりついに禁令が交付されてしまったそうです。


最後に館長さんより一人ずつ、思いがけない修了証まで頂いて来ました。
楽しいお茶会でした。



闘茶をもっと知りたい方は  


Posted by よいっぱり at 08:56Comments(4)